ホームページを立ち上げたきっかけを聞かせてください。
僕は、フリーイラストレーターとして独立して11年になりますが、同時期にそれまでのアナログ制作から、デジタル制作に移行しました。
当時はまだ、デジタルで仕事をしているイラストレーターは少数で、まして個人サイトを持っている人は、ほとんどいなかったのですが、「デジタル制作だからこそ有効なポートフォリオサイト、これで営業活動が楽になる。これからは絶対に必須だっ!」と思い、急いで友人のデザイナーに作ってもらったのを思い出します。
ポートフォリオとしてウェブを活用することに着眼したのがとても早かったのですね。
当初は、HTMLなどの知識がなかったので、デザイナーにサイトのイメージを伝えて作成してもらい、
画像やテキストの入れ替えなどのシンプルな更新作業だけを自分でしていました。
次第にサイトへのこだわりが強くなってくると、デザイナーを頼っての更新の非効率さを感じ、プロ用のWEB制作ソフトを使って自ら作成するようになりましたが、本業が忙しく、自分が望む様なサイトを制作することは困難をきわめていました。そんなおり、出会ったのが「ID for WebLiFE」。
試行錯誤を重ねて出会ったIDはどうでしたか?またBiNDは?
洒落たレイアウトとなめらかな動きにびっくり。しかも、Frash の知識無しに作成出来、更新作業も簡単。
これなら仕事用のサイト制作にうってつけと飛びついた次第です。
僕のWEBサイトはIDとともに進化してきましたが、サイトデザインへのこだわりから、次第にもっと細かくレイアウトをいじりたい願望が強くなっていきました。
そして、満を持しての「BiND」の登場。HTMLベースで、レイアウトの自由性はIDより格段に上がりつつも、その手軽さは健在。サイトを見る人の環境に作用されないシステムや、Ajax技術も搭載され、ポートフォリオサイトとしての僕の要望をほとんど満たしてくれています。
IDからBiNDに移行していかがですか?
縦横比率さまざまな作品の多いイラストレーターにとって、IDの固定されたウィンドサイズはレイアウトしづらく、画像や文字の場所が固定のテンプレートには、もどかしさもありました。BiNDでは、<ブロック> を使うこととHTMLタグの利用によって、画像及びテキストを直感イメージで素早く構成し、 なおかつ細かい配置も出来る様になりました。サイトサイズも自由になり、イラスト作品をメインコンテンツとしている僕にとっては、拍手ものの進化です。
本当に自由に作りたいなら一般のプロ用のWEB制作ソフトがありますが、不自由な点もあります。たとえば、サイト全体のファイル構成をちゃんと把握していないとわけがわからなってしまいます。その点BiNDは、構成ファイルの中身など知らなくてもへっちゃら。ファイルの中身を確認する必要性などありません。まさにここが、僕がBiNDを使う最大の理由です。
すばり、ENDLANDさんにとってBiNDサイトの役割は何でしょう?
イラストレーターとしての僕が自身のサイトに求めることは、まず、イラストを探しているもしくは発注したいと思っている人に、僕のところへメールで連絡していただくように導くこと。次に、電話などでサイトを見ながらの打ち合わせもし、必要ならばサイトから直接サンプル作品をダウンロードしていただく、「営業用ポートフォリオ」としての機能です。
作る上でこだわっているポイントはどこですか?
コンテンツとしては、「豊富な作品サンプルと安心して連絡(発注)できる十分な情報を掲載すること。」デザイン的には、「シンプルで見易く、センスが良い(よく見える)こと。」「無駄な装飾はせず、イラストが最大限に生きること。」の点を重視しました。
BiNDのおすすめの使い方を教えてください。
テンプレートの編集が簡単ゆえに、アイデア次第でどんどん直感的にレイアウトを変更できてしまうの
が、BiNDの真骨頂。でも、ちょっと複雑な<ブロック>を作ったりすると「あれっ?どうやって作ったっけ?」てなことになりがち。これを防ぐには、おりを見てページまるごと複製しておくのがよいと思います。また、これは良いなと思った<ブロック>は<共有>して保存しておき、必要なページにだけ配置するという手もあります。
サイトにオリジナリティがあります。カスタマイズの秘訣はありますか?
レイアウトは、同一の<ブロック>の中だと限られてきますので、<ブロック>を細かく増やすことで、自由度も増します。僕の様に多くの画像コンテンツをレイアウトする場合、単調な羅列になりがちですが、<ブロックレイアウト>と<分割>を上手く使うと、メリハリのある面白いレイアウトも可能になります。
最後にメッセージをお願いします。
プロ並のデザインセンスのサイトが素人でも出来るということが、BiNDのコンセプトの一つですが、
いくら体裁の良いサイトでも、中身がチープだったり、いつ訪れても変わらない内容だと、すぐに人は訪れてくれなくなってしまいます。しかし、常に魅力的なコンテンツを維持するにはパワーがいります。
BiNDは、サイト制作の労力を減らし、その分のパワーをコンテンツの制作に向ける手助けになります。
そして、楽しく向き合うことができれば、おのずとサイトのクオリティも上がり、評判を呼ぶことに繋がるでしょう。
BiNDで制作したサイトが評判を呼べば、BiND自身もまた進化をしてくれるはずです。
みんなで、BiNDサイトを盛り上げましょう!