デジタルステージ - 開発ブログ

DIGITALSTAGE Official Blog 開発BLOG

デジタルステージ・メールマガジン

バックナンバーはこちら

ジタルステージが仕掛ける「素敵なコト」、お知らせします。

デジタルステージ代表・平野のコラムをはじめ、新製品情報からアップグレードなどの重要なお知らせ、またプレゼントキャンペーンなどのお得情報、ときには公開前の非公開情報まで、デジタルステージの情報のすべてを最初にここから発信していきます。さあ、今すぐご登録ください!

   メールアドレス:

 

[コラム] LIFE3をつくった想い、届いてほしい。


2009年07月09日 [ LiFE with PhotoCinema ]



僕らがLiFEの最初のバージョンをつくったのは2002年の春。当時は「フォトムービー」というジャンルすらなかったので、「このソフトは何をするものなの?」とよく質問された。
そう、「写真を映像にする」というコンセプト自体が理解されなかったのだ。

それから7年、3度目のバージョンアップが、この「LiFE3」だ。
でも実は僕自身、もう新しいバージョンをつくる必要はないと思っていた。
なぜなら、この数年で似たようなソフトがいっぱい出ていたし、開拓者としての役目は終えたと思っていたから。
でも、ある事件が起こり、開発に着手することになる・・・。

他のソフトだと感動的にならない「不思議」。

前回のバージョンを出してから3年経っていたので、その間に似たようなソフトでもっと高機能なものがいっぱい発売されていた。
昔からLiFEを知っていた人たちからは、「あんなに露骨に真似されて嫌じゃないんですか?」と聞かれることが多かったけど、それよりも僕が気になっていたのは、LiFE以外のソフトだとどうがんばっても感動的な作品をつくれないことだった。
LiFEの10倍多機能で10倍細かく設定できるのに、どうしてもダサくなってしまう。僕はそのことが気になって気になって仕方がなかった。
なぜかというと、僕自身が新しいフォトムービーソフトが必要になってしまったからだ。個人的なことなのだけど、この夏、僕に初めての子供が生まれるのだ。子供といえばフォトムービー。なのに良いソフトがない。

う〜ん、こりゃ、LiFEをバージョンアップさせなきゃダメだっ!夏に間に合わせよう!・・・と。

便利なソフトじゃダメなんだ。魔法じゃなきゃ!

そんなわけで『作り手』としてではなく、『使い手』としてもう一度、どんなソフトにするのが良いか考えてみる。

多機能路線は絶対に違う。なぜなら多機能だからといって、良い作品がつくれるわけでは絶対にないのだ。LiFEでがんばってきたのは「おまかせ機能」。写真を入れて、音楽を選ぶだけで、あとは勝手にソフトがおまかせで感動的な作品にしてくれる。

つまり、「魔法」。
究極はボタンを1回ポチっとするだけで、思い通りのフォトシネマになってしまうことがゴールなのだ。

そもそも細かく設定できたってセンスがないとダメで、センスも含めての魔法をソフトに詰め込むことが、何よりも大切なのだ。しかも、何時間、何日も編集作業をするほどパパは暇じゃない(んだろう、多分)。そこでバージョン3では「本気で泣ける」「本気で映画みたい」と思えるようなフォトシネマが、本当に数分でつくれるソフトにしようと思ったのだった。だって、パソコンの前でカチカチやってる時間よりも、一緒にワイワイ遊んでいる時間が多いほうが絶対に良いハズだもの。

ただ単に写真を動かすだけではなく、写真がより魅力的に、そして写真自体が生きているかのうように魅せるために、さまざまなジャンルのデザイナーが集結して、実験を重ねた。ハイビジョンになったことで、細かい部分までよく見えるようになり、1枚1枚の写真が持つ空気感が表現できるようになった。デザインはその後押しをして、写真の良さを何倍にもするためにある。

魔法使いたちよ、集まれ!

映画のように写真を観よう・・・
このバージョン1のころから変わらないキャッチコピー。

今度のバージョンでは、さらに映画っぽくして、歓声があがるような出来にしたい!
そこでスタッフも実際に映画に携わったことのあるクリエイターや、音楽も映画音楽を手がけられる音楽家に声をかけていった。
「そこまでやるか?」と言われるぐらいの議論と試行錯誤をしていって、開発は目に見えない苦労の連続になった。

文字ひとつ出すのにもいろいろな映画を研究し、予告編を何十本と観る。
どういうタイミングで何が出るとドラマチックなのか・・・。

「こんなに頑張ってもユーザーさんたちに気づいてもらえるのかな?」と疑問に思ったこともある。
でも、手を抜かずにがんばってこだわった積み重ねこそが「魔法」になるのだと確信していた。

ハイビジョンだと写真の魅力は100倍になる。

なにしろ一生の思い出になるフォトシネマ。
奇麗な写真を奇麗に出したい!ということで、ハイビジョン化は『絶対』だった。

でも作業をすすめていくうちに、ハイビジョンならではの苦労も出てきた。
当然解像度があがればやれるデザインの幅も広がる。でも逆に、奇麗すぎて手を抜けないということでもある。写真が奇麗になって、魅力は100倍になる一方で、デザイナーの苦労は10倍に(笑)。大味なデザインはすべてボツになり、写真の魅力が生かされるデザインというものを研究する日々が続いたのだった。

フォトシネマを観ている人にストーリーを感じさせるために、映画の予告編のようなテキストの動きやデザインを研究し、何度も試行錯誤を重ねた。フォント自体にも徹底的にこだわり、フォトシネマに最適なデザインフォントをソフトに内蔵することで、Windows、Mac関係なく、デザイナーが意図したとおりのデザインになるように設計した。


涙が出るフォトシネマには、ストーリーがある。

僕らが今回こだわったひとつに、「シナリオ」がある。
過去すべてのフォトシネマ作品において「名作」と呼ばれるものは、すべてテロップが入っていてストーリーを感じさせるものばかりだった。

つまり写真とテキストの組み合わせが上手なものが、感動を生むフォトシネマなのだ。

でもそれって、実はすごく難しい。
だって、「ストーリー」を考えて、さらにそれを「文章」にできて、それに加えて「タイミング」とか「写真の組み合わせ」とかまでできるなら、その人はきっとプロだ。
そのプロの技を、誰もができるように搭載したのが「おまかせシナリオ」。
映画の脚本を書くように、誰もが写真の解説を書くだけで、ストーリー仕立てのフォトシネマになること(しかも簡単に!)。

これこそが、僕らが今回のLiFEに込めた「魔法」だった。
写真に音楽が流れるだけで「おぉ!」と感動してしまうように、そこにメッセージのテロップが入ると、さらに「おぉぉ!」と感動してしまうはず。是非、体感してみてほしい機能です。

ウェディングのシナリオとスタイルプラグインのデザインは、とにかく一生の思い出を最高の演出で飾ること。人生の節目をフォトシネマにすることは、その場でみんなで観れるだけではなく、思い出のタイムカプセルにもなる。


音楽は絶対に生楽器の生演奏がいい!

ネット時代のLiFE3。だからフォトシネマ作品の発表の場としてYouTubeとの完全連動を盛り込んだ。
そのことによって音楽もオリジナルでたくさん用意する必要が出てきた。

サントラと言えば生楽器。弦楽器の演奏はかかせない!
ということで、オーケストラのオリジナル曲をはじめ、レコーディングの日々が続いた。
本当の映画のサントラに負けない名曲を生み出してほしい!という無茶苦茶なオファーに応えてくれた音楽家のみなさん、本当にありがとう。

映像編集ソフトじゃない。思い出再生機なんだ。

とにかく、感動的なフォトシネマがつくれること。
このソフトを使った人が、自分でつくったフォトシネマの良さに自分自身がびっくりしてしまうこと。
そしてうっかりホロっと泣ければ大成功だ。

それこそがこのソフトでできることのすべてであり、あなたが誰かを感動させることこそが、このソフトの最大の機能なのだと思う。
映像編集ソフトは「編集すること」が機能だけど、LiFEは「思い出を素敵に<再生>すること」が機能なのだ。

ごく個人的な動機で開発をはじめたLiFEだったけど、開発を進めていくうちに、いろいろな人たちの、いろいろなフォトシネマに対する想いが分かってきた。今更かもしれないけど、この7年間で無数に生まれたフォトシネマのそれぞれに、ものすごくものすごく深い思い入れがあって、それが僕にはまるで無数の星々のように思えたのだった。
ソフトを開発している側からすると、それぞれのフォトシネマは単なる「ファイル」でしかない。でも、ひとつひとつに目をやれば、そこにはわずか数分とは思えないドラマがあり、その人、あるいはその周囲の人たちにとっては、かけがえのない作品だったのだ。

主役は写真の中に出てくる人たちであり、監督はこのソフトを手にとるあなただ。
すべては、映画のように写真を観るために。

このソフトが、無事にあなたの手に届きますように。



LiFE3のプリセットに入っているフォトシネマ作品「birth」は、写真家の繁延あづささんの作品。
LiFEの新機能はほとんど使っていないけど、それに僕は感動した。
ああ、結局ソフトがどうとか、機能がどうとか、そういうことじゃないんだなって。
なんだかそれが開発者として無性に嬉しくて、そして今の個人的な状況と重なるフォトシネマの中身に、感動した。LiFE3、すごくすごく無理してつくったけど、本当にヨカッタ。


みなさんのお手元に、無事LiFE3が届きますように。
発売は7月24日(金)です!


あわせて読みたい。最近のLiFE3関連のエントリーはこちら:

  • [動画] LiFE3でのフォトシネマのつくりかた講座(初級編)
  • [動画] YouTubeにデジタルステージ・チャンネルが試験オープン!
  • [動画] 開発中のLiFE3でつくったフォトシネマをお見せします!(1)
  • [記事] 開発中だけど大公開!この夏の新作「LiFE3」のすべて【後編】
  • [記事] 開発中だけど大公開!この夏の新作「LiFE3」のすべて【前編】
  • [記事] 新作ソフトの開発資料、全部見せます!!(動画あり)

    ワンクリック・アンケートにご協力ください
    今回のような情報を今後も欲しいですか?今後のこのブログの運営方針の参考にします。
    ぜひ投票をお願いします。

    [ 今後も是非!(5点) ] [ あるに超したことない(3点) ] [ 必要ない(1点) ]
    389人が投票/平均的なご意見:3点 (5点がとても興味ある情報で1点が必要ない情報)


    投稿者 : Tomoyasu Hirano

  • トラックバック ( 0 )


    この記事のトラックバックURL : http://www.digitalstage.jp/mt_tb/mt-tb.cgi/337



    コメント (6)

    そう・・・!
    “フォトシネマ”はおいらにとっても“魔法”のアイテムでした。
    この“魔法”を教えてくれた友人は、出版関係のプロのカメラマンでした。
    彼は、このアングルで写真を撮ると“フォトシネマ”のおまかせモードで
    ちょうど良い具合になるんだっ!って・・・(笑
    いつのまにか、彼よりこの“魔法”に取り憑かれ、この“フォトシネマ”を
    通じてたくさんの音楽仲間も増えました。

    今では、この“魔法”に感謝してます・・・。

    これで終わりなんて言わず、もっと感動出来る“魔法”のソフトを発明
    して下さいませ・・・。

     応援してます。

     製品版が届くのを楽しみにしてます。

    roadster

    私も魔法にかかった一人!

    だってLifeで作ったムービーは動画を遙かに超えているから。写真の持つ時間を切り取る、瞬間を止めるという魅力が何倍にも何十倍にも増幅される。
    効果的で魅力的なエフェクト、それでいて誰にでも受け入れやすい演出の数々が簡単なクリックだけでいとも簡単に作れてしまう。
    観た人からは「凄いですね!」と褒められて、嬉しいんだけど、ソフトが凄いんですってLifeの自慢を自分の自慢みたいにして。
    確かに類似品はたくさんあります。でも、別に目移りしない、だってLifeがあるから。
    必要な機能が揃っているから。
    それが今回さらにフルハイビジョン対応、動画にもyoutubeにも対応!
    BGMも増えると言うことでもうホントに待ちきれない!!!!!!

    凄いムービーが簡単にできる奇跡のソフト。
    ムービーを観た人が誰でも「凄い!」と感動させることができるソフト。
    自分で観てても泣けてしまうムービーができるソフト。

    不満があるとしたら・・・。
    もっと写真を入れたい・・・・。
    もっと長い作品作りたい・・・。
    音楽のリズムに合わせて写真を切り替えたい・・・。
    でもきっとLife4では実現されているでしょう。
    とにかく早く、早く製品が欲しい!!!!!!!!
    待ちきれません!!!!!!

    roadster

    そうそう、ホントにBGMのクォリティがさらにアップして素晴らしいんですよ、ホントに。

    弦楽器のBGMが一番気に入ってます。
    打ち込みじゃない人間の演奏だからこそ、感動できるムービーに仕上がるんですよね。

    べーター版は出来てテスト開始を張り切って始めたとたんWinが不調に・・・・大きなお手伝いは出来なかった代わりにすぐに予約注文・・と同時にIDとBindもMacに変更。
    少し高くつきましたが満足です。

    私自身この秋から約3年~4年を掛けて日本巡りの旅に出発予定です。

    テーマは全国くまなく巡る旅です。
    軽自動車の屋根の上に寝床を取り付け後ろにはキャンピングトレーラーを曳きのんびり旅です。

    そのお供にDS社さんのソフトは全てMacに詰め込み巡ります。

    途中では音楽を作りながら写真をネットにアップし余り知られていない日本の風景を照会しながらの旅です。

    途中のネット環境の無い処の宿泊地でもBindとブロガーの機能でサイト更新が出来ることが楽しみです。
    今までの旅では実現しなかったことです。

    途中の風景写真もフォトシネマで映像にしてサイトに入れるかユーチューブを利用するか現在検討中です。
    今回のたびは開発された皆さんのおかげで楽しい仲間との旅に出来そうです。

    8月には旅のサイト準備編に更新予定です。
    URLは現在のままの予定ですが変わるようであれば報告しますね!!
    宜しくお願いします。

    贅沢なお願いですが次は音楽作成のソフトを是非DSの皆さんの発想ならきっと素晴らしいソフトが可能かと思います。
    出来れば私の旅が終わるまでに出してください。

    KIDSSHOP UP

    数年前にIDforWEBLIFEに出会って以来、
    お付合いをさせてもらっています。

    現在ちょっとした訳があって
    BINDforWEBLIFEを使えていないのですが
    また使ってHPを公開したいと思っていました。

    そんな中、LIFE3の案内が…。購入しよう。。でも
    自分の技術や知識が追いつかなかったら・・・。
    どうしよう。。やっぱり買おう と思った時には
    キャンペーンページに繋がらず、
    ちょっとあきらめモードでした。

    次の案内が届いたときに、即 決めました。
    いま 新たにHPを作っている最中ですが、
    つくずく良いソフトだと感じています。

    ましてや、『フォトシネマBIRTH 』は、
    気持ち・思い ・空気まで伝わってきます。

    LIFE3が到着するのを、楽しみにしています。
    土地柄、仕事の特性を生かした
    楽しいページ作りが出来そうです。

    これからも、お洒落でうれしい機能が一杯の
    ソフト期待しています。

    IDもLiFEも初期の頃から使っています。もちろん今回のLiFE3も即、予約させて頂きました。新しいソフトが発売になると、いつも思うのは、「もっと写真撮らなきゃ」です。今、普通に感動する、ほろっとなる、なんて事が少なくなって来ているから(自分も含めて)DSの開発ブログを読んだりすると、熱い仕事してるなぁ〜と、感動しちゃいます。

    この夏は我々DSファン及び開発者の平野さんにとってもステキな夏になるんですね♪

    発売まで後数日。

    ワクワク....

    コメントを投稿

    ※ コメントの表示は弊社側で認証を行った後で、順次公開していく予定です。投稿いただいたコメントがすべて表示されるわけではございませんのであらかじめご了承ください。
    名前
    メールアドレス
    URL
    コメント
    (スタイル用のHTMLタグが使えます)

    デジタルステージ公式 Twitterアカウント

    Twitterボタン 代表・平野友康のつぶやきをリアルタイムでチェックできます。ぜひフォローください!


    プロフィール

    平野 友康株式会社デジタルステージ
    代表

    ひらの ともやす
    平野 友康


    デジタルステージ代表取締役。1974年生まれ。どこにもないソフトウェアを世に出すことを目指し10年。構想から開発まで自ら行っている。著書に、その独特な開発手法を綴った手記「旅する会社」(発行:アスキー)がある。また、オールナイトニッポン・金曜一部(ニッポン放送)のメインパーソナリティーの経験や、劇団第三舞台から独立した経歴から考えるに、デジタルよりはアナログの人。


    旅する会社旅する会社
    [発行元:アスキー]

    デジタルステージ代表 平野友康のすごいソフトウェア開発
    旅と合宿を通じてソフトウェアの開発をした4年間の軌跡を綴った一冊。

    → 詳しい情報               amazonで買う


    DIGITALSTAGE x iPhone

    僕らは近い将来、iPhoneやiPodTouch向けのアプリケーションの開発をするかもしれません。


    RSS で更新情報を配信中

    このページの更新情報はRSS で配信されています。お手持ちの RSS リーダに登録することで随時更新情報を取得できますので、ぜひご利用ください。

    RSS


    2012年1月
    Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
    1 2 3 4 5 6 7
    8 9 10 11 12 13 14
    15 16 17 18 19 20 21
    22 23 24 25 26 27 28
    29 30 31        

    カテゴリー別で並び替える


    デジタルステージ・プロダクト

    BiND for WebLiFE* 3

    ID for WebLiFE* Plus

    LiFE* with PhotoCinema 2 Plus

    motion dive .tokyo


    BiND × Movable Type

    ご覧のページは試験的にBiNDとMovable Typeを組み合わせて作成・更新されています。カレンダーやRSS、トラックバック、アンケートを自動生成しています。

    Movable Typeについて検索する

    BiNDとMovable Typeの組み合わせ方法についてはBiNDの操作以外に高度な技術が必要となります。その為技術的な質問等には一切お答えできません。
    ご了承ください。