瀬戸内海の周防大島をPRするPhotoCinema。写真の中の美しい景色、老若男女たくさんの人たちの楽しげな表情から島のあたたかさが伝わってきます。レゲエ調の曲も雰囲気に合っているし、ヴォーカルも歌詞もいい味出してます。歌詞で言葉を伝えるPhotoCinemaって、ありそうで実はあまりないですから。何よりも、このPhotoCinemaの向こう側を見てみたい、この島に行ってみたい、ってボクが思っちゃってる時点で大成功ですね。こんな風に、愛情を持って誇れるモノがあるってことがとても羨ましいと思いました。個人的にとても好きな作品です。(Text by TR2HG) 音と映像という国境や言語の壁を越えた動画で、島の魅力を伝えようと考えました。 ― 今回の作品のエピソードを聞かせてください。 ハワイ・グアム・サイパン・沖縄等の世界的に有名な島々の観光交流イベント「国際島観光政策フォーラム」が、昨年済州島で開催さ れました。その中で、僕らは山口県の島代表として、僕らの暮らす周防大島の紹介をすることになりました。 世界のイベントということもあって、文字や写真等のパネルではなく、音と映像という国境や言語の壁を越えた動画で、島の魅力を伝 えようと考えました。それが今回のフォトシネマです。字幕は英語のみにしました。 ― イベントでの反響はどうでしたか? ハングル語を使う済州島の一般参加者や、英語圏の南国の島々の方々などからも、「この動画はどうやってつくったの?」と興味を持って頂き、済州道知事さんも、CDに焼いた僕らのフォトシネマを 持って帰りました。 ― 作るときにこだわった、工夫したポイントを教えてください。 島の魅力である人・海・空をシンプルに伝えられる、凝りすぎない編集をしたつもりです。 周防大島は金魚型の島なので「kingyozima」というキャッチをたくさん入れ込みました。 写真を年間10万枚撮影したとしても、現在はストックできます。今日は天気が良いからとか、お出かけするからデジカメを持って行こうではなく、営業で外出している時でも毎日の食卓でもデジカメを携え、日常生活を気軽に切り抜くように心がけています。 だって、いつどの瞬間にも素敵なシーンはあるんですから。 ― 今回の音楽はオリジナルのようですが。 レゲエ風のオリジナルソングは、同級生の西山宏幸が東京から島に帰省したお盆の夜、星空の下、花火をしながら、ビールやチューハイで頭をシェイクしながら、同級生男子4人で歌詞を考えました。3歳から付き合いのある仲間たちの合作です。 ― 初めて作ったフォトシネマはいつでしょうか。 はじめてフォトシネマを制作したのは2005年7月。 同年8月に大阪南港で開催された、島づくりキャラバンという日本の島々PRイベントで島のスライドショーを流そうと企画し、センスの良いソフトをインターネットで探していたらフォトシネマに辿り着きました。 ― プロモーションビデオ作りによく役立てているのですね。普段はどうですか? 友人の結婚式や旅行など、多くの人を想い出を共有したい時に、フォトシネマで制作し、ブログ等で公開しています。数年経っても、そのフォトシネマを見れば、その日の出来事を昨日のことのように思い出せるはずです。 ― 今後チャレンジしたいことは? 最近は、デジカメの動画機能やビデオカメラで動画撮影を積極的に行っています。 次のバージョンのフォトシネマか別のソフトで周防大島30秒CMを制作してみたいです。 これからもアイデアを重ねて、仕事や普段のライフスタイルの中で活かしてください! ありがとうございました。 |