LiVEにおけるスマートフォンの対応のコンセプトとしては、デザインや見た目のレイアウトが出来る限りPCブラウザと似た表示になることを目指しています。
一般的に、世の中の多くのモバイル専用サイトはPC表示とは違うものや、大幅に簡略化されたものが多く見受けられますが、LiVEではPC上で作成したサイトが、ほぼそのままの見た目でiPhone、iPad、Android環境で閲覧できるようになります。
この仕組みによって、LiVEの特性を活かしたサイトがスマートフォンで見れるようになるだけでなく、スマートフォン専用サイトを別途作成する必要がなくなるため、サイト作成時の大幅な時間短縮になります。
さらに、スマートフォンに対応させるための作業はすべて自動で行なわれることも、LiVEの大きな特徴のひとつです。

ただし、自動的にスマートフォンに対応させるには限界もあります。
正常に閲覧出来るかどうかは、ページのレイアウトやコンテンツや画像の数、さらには回線状況などの様々な要因によって左右されます。しかし、LiVEではこうした様々な不確定要素を最小限に抑え、可能な限り正常に閲覧できるよう、様々な最適化を自動で行なっています。ただし、あらゆるコンテンツ、あらゆるスマートフォンの機種で100％の表示を保証するものではないことを、あらかじめご了承ください。

以下に、スマートフォン対応に関して覚えておいていただきたいことをご紹介します。

◎スマートフォンでの閲覧時の環境・操作について：

・WiFi接続を推奨します。3G回線だとサイトの性質上、表示までに時間がかかる場合があります。
・読みづらい箇所がある場合には、指をピンチ（２本の指を広げる動作）をして、部分拡大してご覧下さい。

◎快適に閲覧できるための機能

LiVEでは、スマートフォンの処理能力や回線速度でも快適に閲覧できるよう、いくつかの機能が簡略化、最適化されます。
例えば、画像はスマートフォン端末用にサイズ縮小され、最適化されます。これらの縮小作業は自動で行なわれます。
他にも、スマートフォンでは不要と思われるBGMやクリック音などのサウンドエフェクトがオフになるほか、各種アニメーションエフェクトも複雑で不要と思われるものはオフになります。

＜非表示・無効になるコンテンツ＞

・BGMやクリック音
・スライドショーの複雑なトランジション効果
・ムービースライドのポスター画像の表示（iPad以外の端末）
・画像拡大時のフェード効果
・縦スクロールページにおけるナビゲーションウィジェット全般（指での操作が中心になるため）
　（ただし横スクロールページでは、操作性を分かりやすくするために、ナビゲーションウィジェットは表示された状態になります。
iPad以外の端末ではクリックしやすいように、これらのウィジェットは小さな画面でも押しやすいように２倍拡大されて表示されます。）

＜最適化されるコンテンツ＞

・ページの背景、スライドの背景、スライドショーの写真は、縦横いずれかが800ピクセルを超える場合に長辺が800ピクセルに縮小されます。
・小さな画面だと見えにくくなる表示レイアウトは、デザインを損なわないレベルで調整されることがあります。
・LiVEサイトを開いたとき、操作方法が記載されたガイドが５秒間表示されます（次のページからは表示されません）。

＜機種ごとの違い＞

・閲覧する端末ごとに異なる画面解像度や設定、細かなバージョンの違いによって表示は異なります。
・iPadの横スクロールは、ナビでのスクロール遷移となります。
・Retinaディスプレイを搭載されたiPadに合わせた画像最適化は行なわれません（他の端末に合わせた若干低い画像表示になります）。

◎サイト作成時・公開時の留意点：

LiVEを使ってサイトを作成する際には、スマートフォンでの表示のための作業を一切行なう必要はありません。
これらのスマートフォンでの閲覧の最適化は、FTPアップロード時にすべて自動的に行なわれます。
LiVEサイトのモバイル表示のために、特殊なサーバーは必要ありません（現在お使いのFTP接続可能なサーバー、もしくはLiVE専用のWebLiFEサーバーをお使いください）。

また、出来る限り実機（お持ちのスマートフォン）でも確認をするようにしてください。LiVEでは自動的にあらゆる調整を行なうため、スマートフォンだけのための修正や設定は行なえません。そのため、予想した表示と実際の表示が意図したものと異なる場合には、「位置をずらす」「違うレイアウトにする」「シンプルにする」など、お客様側で何らかの工夫をしていただく必要があることをご了承ください。

◎スマートフォン閲覧環境：

スマートフォン閲覧環境は、iPhoneとiPad、Androidが閲覧可能な端末になります。
フルブラウザを搭載しない一般的な携帯電話（通称：ガラケー）には対応しません。
LiVEがガラケーに対応しない理由は、LiVEサイトの特徴は様々な演出が一切活かせないためです。一般的な携帯電話に対応したサイトを作成したい方は、姉妹ソフトの「BiND for WebLiFE*」が一般的な携帯電話に対応していますので、そちらのご利用をご検討ください。

◆iPad, iPhone 内蔵されたブラウザ「Safari」でPCサイトとして閲覧可能
※一部コンテンツは非表示・無効になります（先述）。
※iOS5.1以上に対応

◆ Android 内蔵された標準のブラウザでPCサイトとして閲覧可能
※一部コンテンツは非表示・無効になります（先述）。
※Android2.3.3以上に対応

◆一般の携帯電話 閲覧不可