今までBiNDを使い込んだ人にこそ嬉しい<地味だけど大切な>改善機能を多数搭載。
BiND4には80を超える新機能が搭載されています。過去最大のバージョンアップだと言えるでしょう。僕らが一番がんばった点は、実は別のところにあるんです。それが、「地味な改善機能」の数々。本来、地味な改善って見落とされがちです。でも今回は使っている人にこそ「あ〜!そこそこっ!そこが良くなってくれて嬉しいよぉ!」と言われるような改善に最も力を入れました!それって結局、日々の作業が楽になったり、気持ちよくなったり、時間短縮になることだったりするんだと思うんです。なので今回のBiND4ではお礼の意味も込めて、過去のバージョンのすべてのアンケートやサポートへのご意見を(それこそ何万通も)読んで、その中で可能な限りの改善にひとつでも多く取り組むことに注力しました。ここではそれらの中から抜粋したオススメ機能を7つお知らせします!
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サイトエディタの改善点。まず小さなところでは、各ブロックの縦横のピクセルサイズが表示できるようになり、各ブロックの「余白」を1ピクセル単位で上下左右それぞれ指定できるようになりました。これ、画像を作成するときとかに地味に便利です。実は「おお!」という方、多いんじゃないでしょうか。さらに細かい点では、白地に白だと見えないのでブロックエディタの背景に色をつけられるようになりました。
続いてのブロックエディタでの大きな変更は、パーツが一気に増えたということ。アコーディオンでたたまれていますが、実はものすごい数のパーツが増えているんです。標準のパーツに加えて、ウェブサービス系、ショッピングカート系、そしてその他などなど。全部で数十にも増えたパーツがコンパクトにまとまっています。一見、今までとそれほど変わらないように見えるんですが、今までどおりの使いやすさを維持したまま、膨大な新機能が盛り込まれていることに気づくでしょう。これはデザイナー志向の方に嬉しい改善ですね。画像を駆使していろいろなサイトデザインを実現している人に役立つはずです。
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今までのBiNDで意外と面倒だったのが、アンカーの設定でした。今回正式に採用されたBiND4のアンカー機能では、各ブロックにアンカーを設定することができます。ブロックエディタ画面にアンカーの設定項目が表示されているので、そこに好きなアンカー名を入れるだけで、アンカーの設定は完了です。アンカーを読み出すリンク設定も簡単です。リンクパーツでのリンク先のページにアンカーが設定されている場合には、そのアンカー名がプルダウンメニューに自動的に出てくるようになっています。なのであとは選ぶだけ。複雑な仕組みを入れることなく、今までの機能の中に溶け込ませました。
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画像の上にマウスを重ねると画像が変化する「ロールオーバー」に対応しました。マウスを重ねたときのエフェクトは「明るい」「暗い」をワンクリックで段階的に選べるようになっています。さらに画像のトリミングをして、マウスを重ねた際に中の画像を大きくしたり小さくしたりすることもできます。あるいはまったく別の画像を選ぶこともできます。ここで注力したのは、時間短縮と手軽さです。こういう画像は数が多いから、一手間増えるだけでものすごく大変なんですよね、だからほとんどクリック操作でなんでも設定できるようにしました。
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ここはあらゆる改善の中で一番地味でしょう。でも大事な改良です。今回からHTMLタグ(カスタムタグ)の編集画面を大きくできるようになりました。今までは長文のソースの入力は大変でした。今度はいくらでも大きくできるので視認性もよくなり、作業効率がアップするはずです。
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今までならばカスタムタグを使っていたテーブルの作成が、専用パーツでできるようになりました。これは新機能でもあるんですが、改善でもあります。一番苦心したのは、テンプレートから選んで、中のテキストを変えるだけで「かなりナイスデザインな表ができる」という点と、「細かくいろいろカスタマイズできる」という点です。この両立しなさそうなふたつを同時に実現するために、結局オリジナルのソフトを1本開発してしまいました・・・。「テーブルパーツ」っていう名前になってますけど、実は「SHiFT」や「SYNC」「SiGN」と同じぐらいの手間暇がかかってる<隠れた第四の補助ソフト>です(笑)。
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ダウンロードさせたいファイルを選ぶだけで自動的にそのファイルをソースとして格納して、FTPでアップロードまでBiND側で自動でやります。ちょっとマニアックな人に嬉しい機能としては「カウント機能」でしょう。これはGoogle Analyticsと連動させることで、ファイルのダウンロード数を統計として集計することができる機能です。難しそうですけれど簡単です。トラッキングIDを入れるだけであとは勝手にGoogle側がカウントしてくれます。パンフレットや資料などのダウンロードがどれぐらいの数されて、どんな導線(どんなページから来たのかなど)が分かるというのは、実はものすごく大事なことですから。
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続いてフォーム機能の改善です。今までもあったフォーム機能ですが、今回からフォームの投稿内容のメールを、管理者とフォーム記入者の両方に送れるようになっています。さらにエラーメッセージやデフォルトの文言(例えば「送信ボタン」の「送信」といった文言)まで変更できるようになっています。これにより単にカスタマイズするだけじゃなくて、英語のフォームをつくったり、自分流にあらゆる部分を変更したりすることができるようになっています。これは要望としてかなり多かった点なので、是非活用していただきたいです。
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全体のサイト表示速度も高速に。これからもBiNDをよろしく
さて、そんなわけでご紹介してきた改善の数々。まだこの他にもモバイル設定、新しいサイトシアターなどなどたくさんの改善がされています。今回振り返って思うことは、やはりみなさんがBiNDを使う時間って、ものすごぉ〜く長いわけです。何十時間、何百時間と向きあうソフトになっているわけです。だからこそ、ちょっとしたストレスが減っていくことで、更新が楽しくなる。今までだったら腰を上げるのが重いとき、気が重いときも、バージョン管理ができることで大胆にできることとか、あるいはいろいろな改善で余った時間で、今までやらなかったような試行錯誤をしてみたくなるとか。そういうことが僕はとても大切だと思いました。
最後に、BiND4ではサイト表示も高速になっています。それに関連してアプリの動作も快適になっています。そんな快適さと、新しいことへのチャレンジを盛り込んだBiND4、是非BiNDを今まで使ってくれていたあなたにこそ、お役に立ちますように!!
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