DS NEWS - DIGITALSTAGE MAILMAGAZINE [Number] 182 [Date] 2011.08.02
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こんにちは。デジタルステージ平野です。
先週から「ほぼ日刊イトイ新聞」で、糸井重里さんと僕との対談企画
<目と目が合うメディア論>の掲載がはじまりました。

今年の1月31日に糸井さんの事務所にオジャマして行われたこの対談、
僕は初めてお会いする糸井さんに少し緊張しながらも、
憧れの場所「ほぼ日」にいることにとてもワクワクしていたんです。

結局その日は、3〜4時間ほど話し込んだのですが、
正直な感想としては…糸井さんの回転が早すぎて、もう追いつくので精一杯でした(苦笑)。

ほぼ日

ほぼ日ファンでもある僕としては、自分のコーナーがあることが嬉しくて仕方ないので、
<勝手に連動企画>と題して、この連載の副音声みたいなことを
ブログでやってみよう!と思い立ちました。

イトイさん、勝手にすみませーん!
よろしければ、読んでみてくださいね。
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僕がさらブログをはじめるワケ。

第一回:おもしろいなぁ、この人。の副音声

まずは http://www.1101.com/hirano/2011-07-29.html を読んでから下を読み進めて下さい。

読み終わりましたか?
、、、終わった、そうですか。
じゃあ、はじめましょう。

このたびのイトイさんとの出会い、ですが、最初に声をかけていただいたのはツイッター上でした。

それは2011年1月9日の坂本龍一さんの韓国公演でのこと。あの日、タイムライン上にイトイさんがいると知人から教えられて、それはもう「ああ、イトイさんまで集まってきてくれたんだぁ」と嬉しくなったのを覚えてます。
でもそのときは会話も交わす余裕もなく、公演が終わったあとホテルでタイムラインを見直して、「あ!ホントだ!」って。

その後、イトイさんと'目と目が合った'のは、僕が韓国公演の翌日の朝、ホテルの僕の部屋で荷造りをしていたときだと思います。
僕はホテルの部屋でテキトーに荷造りしている様子をUSTで流していたんです。単なるそんな'荷造りUST'を1000人ぐらいが見てくれていたんじゃないかなあ。
それはもう、20万人が集まった奇跡の夜の次の朝だから、なんか説明のできない素敵なグルーヴが残っていて(笑)。そんな状態で荷造りをみんなで眺めている。
そのときに、昨晩に続いてイトイさんが登場してくれたと記憶してます。

それからややあって、糸井さんの事務所におじゃまして、なんと3、4時間も話し込んじゃったときの会話が、今回の連載なんです。

糸井さんときちんとお会いするのはそれが初めて。
嬉しかったですね。
とにかく、ほぼ日を僕は尊敬していましたから。

自分たちで編集して、自分たちで物販して、自分たちでイベントして。
すべて自分たちでやっている。
これって僕としてはモノづくり、場づくり、コトづくり、とにかくどの面から見ても「尊敬しちゃう!やられた!」の連続。
だから、僕は勝手に自分の会社の仮想ライバルはほぼ日だって思ってるんですけど・・・ライバルと呼ぶには遠く及ばないです。
だから、憧れの会社、というほうが正しいかもしれない。
まったく同じことをやろうとは思わないけど、「テイスト違いの同カテゴリー」というか、「ジャンルは違えどベクトルは同じ」というか・・・とにかく、僕としては10年ぐらい前から、<ず〜〜〜っと気になってる場所>、それがほぼ日なんです。

ちなみに新しいほぼ日のオフィスには和室があるんですけど、それに憧れちゃって、なにを隠そうちょうど今、社長室を和室に改装中ですもん(笑)。


糸井さんとお話してみての、正直な感想としては・・・回転が早すぎて、もう追いつくので精一杯でした。お恥ずかしいことに、キャッチボールになってない(苦笑)。
いや、僕もむしろ超絶スピード展開の会話のほうが好きだし、「どんとこい!」って思ってるんですよ。普段は。そんじょそこらの人には負けないぜという自負があるんだけども。

でも糸井さんは、そんな僕ごときでは太刀打ちできなかった・・
お釈迦様の手のひらの上でころころ転がして頂いている孫悟空的ポジションになっている自分にオロオロしちゃって(笑)。
それはそれで気持ちよくて、一矢報いようと何度かチャレンジするも、それもコロリと片手でにこやかに返されちゃう。
それがまた楽しい。何よりも糸井さんはずっとニコニコしてるんです。


僕は思いましたね。
糸井さんはきっと「酔拳」の使い手だって。


  平野さんという「ドタバタした人」をつうじて
  坂本龍一を見てたんですよね。
                   ───糸井さん



あらためて記事になったこの一言を読んで、僕は心に決めました。
うん、僕はもう一生ドタバタしていこうじゃないか!って。
ありがたい一言です。

しかも実はこれ、糸井さんだけに言われた事じゃないんです。
意外にも・・・教授にも言われたことがあるんです。
ある日、教授に「なんで今回のソーシャルプロジェクトを一緒にやることをOKしてくれたんですか?」と聞いてみたら、「なんだか一所懸命ジタバタしている平野を見ているのが楽しいから」だって。おい!それが答えなのかい!って心の中で突っ込みつつも、ちょっと嬉しかった。
なんか、そういう<特殊キャラ枠>に収まったんですね。僕。
ありがたいなあ(笑)。


んで、糸井さんの話に戻ると、糸井さんはこのあとに「いろいろ、乱反射しはじめたんです」と述べています。
ソーシャルメディアは究極の個人メディアだと思っている僕としては、ものすごく腑に落ちてしまった。そして、このプロジェクトをやってよかったなあ、と思ったんです。

ソーシャルメディアは、個人のものなんですよ。
個人と個人が繋がる。
個人がやりたいようにやる。だから人となりが出る。
それが面白い、それに賛同する、それを手伝いたいから人が集まる。
・・・それがソーシャルメディアの可能性だと僕は強く信じているんです。

だから、中継を通じていろんな人のことが乱反射してみえてきたなら、僕はまたこれでソーシャルメディアの可能性を信じていける。嬉しい。すごく嬉しい。
続きはLiFECODEでご覧ください
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