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こんにちは。デジタルステージ平野です。
今回のメルマガは、ソフトの話ではなく、ソーシャルメディアの話をしたいと思います。
前回も少しだけお伝えしましたが、僕は今、ソーシャルメディアをテーマにした本を書いています!
その書籍の仮タイトルは『ソーシャルメディアの夜明け』。
この冬、年内には出したいなぁーと思っています。
そしてこの本は、本をつくること自体も、ソーシャルメディアの実験にしたいと思っているんです。
・・・それはどういう意味かって?
えっと、それはですね、例えば『みんなで本をつくる過程を共有する』という実験だったりします。すでに今、この本の原稿を執筆しおわったものをFacebook上でどんどん公開しています。書きかけの原稿とか、装幀のデザイン案、台割(目次のようなものですね)を毎日のように更新しているんです。
で、みなさんから意見を頂ければ、そういった声も採用しながら本を書き進めていくという・・・
つまり、この前僕らがBiND5でやった『オープンフェイス開発』の書籍版ですね。
僕自身、最近は毎日この本の原稿を執筆していて、書き終わったら公開しちゃうことにしているので、それでちょっと楽しかったりもするんです。だって、すぐに誰かが読んでくれると思うと、書いていて楽しいですよね!それが数人、数十人であっても、僕に取ってはもの凄くやりがいを感じて、嬉しいんです!
その一方で、そんなふうに原稿を全部公開しちゃうと本が売れなくなるかも知れないと心配してくれる方もいるんですが、でも僕は、何よりも大事なことって『本が売れるかどうか』よりも、『ひとりでも多くの人と盛り上がれるか』ってことだと思うんです。
それはウェブコンポーザー学校や、坂本龍一さんのUstreamや、個人的に日々更新しているツイッターの経験を通じて、僕自身が身をもって経験し、学んだことでもあります。
つまり、今、ソーシャルメディアというものが生まれて、みんなと簡単に、リアルタイムに、なんだか距離がすごーく近い感じで繋がれるようになった。だから、僕はそういう新しい世界が始まるんだよっていうことを、ひとりでも多くの人に伝えたくて本をつくりたいと思いました。
そして、そういう本をつくるのだから、つくる段階からみんなで遊びたいと思ったんです。
ひとりでも多くの人と一緒に、この本をつくってみたいなって。
・・・本をつくるって、本当に面白いです。
普段考えているいろいろなことを文字にしていくだけではなく、装幀のデザインの話もあれば、伝わりにくい表現を何度も書き直すこともある。そういうステップを、一切隠すことなくお見せして行こうと思います。
今日のメルマガで一部を公開していますが、今、Facebook上には、数本の原稿がアップロードされています。これからも毎日のように更新していきます。よかったら、ふらっと立ち寄ってみてください。
そして何か感想があればちょこっと書いていただけたら嬉しいですし、あるいは「いいね!」ボタンを押してもらえるだけでも励みになります。
・・・ソーシャルメディア。
「え?なんなのそれ?」と思う方も多いかもしれません。
でも、僕はそこに自分のライフワークのようなものを強く感じているし、それがなぜなのかをこの本を通じてひとりでも多くの方に伝えて行きたいと思っています。
なぜならそこに、新しい時代を幸せに生きるヒントのようなものがあると感じているからです。
自分自身、その答えを見つけたいし、きっと同じくそこにワクワクする人も多いと思っているんです。
ソーシャルメディアの夜明けを、一緒に体験しませんか?Facebookでお待ちしています!!
あ、それから一つお知らせが!今週金曜日、10月7日の22時から、ラジオ番組に出演します!
僕もかつてパーソナリティーを務めていたニッポン放送の「オールナイトニッポン」です!ニコニコ動画での生中継もあるそうですの詳しくは下記のコーナーを、ぜひチェックしてみてくださいね!
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Web業界へ影響を与え、発展に貢献した人物「Web人(ウェブじん)」を表彰する他に類をみないアウォード、Webクリエーション・アウォードで、このたび、平野友康が「Web人 of the year」に選ばれました。
社団法人日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会が主催する同アウォードは、2003年からスタートして今年で第9回目の開催。
今回、昨年秋に行われた坂本龍一氏の北米ツアー、そして今年1月に開催された韓国でのコンサートをUstream中継したサカモト・ソーシャル・プロジェクト、また、その後のソーシャルメディアを活用したコミュニケーション活動全般が評価され、たくさんの方々からの投票をいただいたおかげで受賞に至りました。
去る9月14日に東京・白金台で行われた授賞式の様子と、受賞インタビューはこちらからご覧いただけます。
応援くださった皆様、本当にありがとうございました!
平野の受賞コメント
新しい時代を切り拓きたいという純粋な想いと情熱から、周りの方たちを引き込み、立ち上げたプロジェクトだったので、このような形でみなさんに評価していただけたことを、大変嬉しく思っています。
今回受賞させていただいた理由が、サカモト・ソーシャル・プロジェクトの活動全般が評価されたと言うことなので、これは僕だけの受賞ではなく、坂本龍一さんをはじめ、参加してくれたすべてのスタッフ、そして支えてくださったファンのみなさま全員での受賞だと思っています。そういった方々に、ありがとうございます、お疲れさまですと言いたいです。 |
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「ソーシャルメディア」 という言葉を聞いた時の解釈は人それぞれだろうけど、僕は<個人の価値観がものすごく尊重されるメディア>なのだと思っている。もっと大げさに言うと、個人の生き様が浮かび上がってくるメディア。ソーシャルメディアの中心には、常にハブになる個人がいる。そしてその周囲に、その人とのコミュニケーションを楽しむ多くの人たちが取り巻いている。そのハブとなった個人の生き様を通じて、いろんな人が繋がって、まるでそれ自体が生き物のように日々生き生きと変化 していくメディア、それが僕のソーシャルメディアのイメージだ。
どんなにお金をかけても、どんなに 手間をかけても、そこにコミュニケーションしたい相手がいなければ、何の価値もない。有名無名に関係なく、そのハブとなる人がネット越しの視聴者(参加者と言った方がいいかも知れない)とコミュニケーションするつもりがなければ、まったく面白くも何ともない。
つまり、僕にとってのソーシャルメディアというのは、ものすごく良い意味で<パーソナル・メディア>なのだ。究極の個人のメディア、個人の生き様を表現できるメディア、個人と個人が繋がれるメディア。・・・そんなもの、今までなかったと思う。少なくとも僕が生まれてから今までは、そんなもの見たことなかった。だから僕は、自分のクリエイターとしての題材としてこれ以上のテーマはないって思っているし、日々ソーシャルメディアに興奮している。なぜならそこ に、今の世の中が抱えている問題のいくつかを解決、あるいは軽減できるかもしれない未来への可能性すら、感じてしまっているから。そういう意味では僕は、 ソーシャルメディアが持つ可能性にとことん心酔している。
ある日、僕はTwitterを本格的に使い始めてから、色々な人との距離感がすごく近くなって、世界を見る目が変わった。
それを一言で表してみるとこういうことだ。
「いつもみんなと寄り添っているような感じ」。
その感覚は僕がこの仕事を始めた19歳のときから37歳の現在までに経験したことのないものだった。そして実は僕にとってこのことはものすごい希望の光だった。なぜならそれは、テクノロジーを題材として仕事に関わって来てこれまで一度も本当の意味では経験したことがなかった「人間味のあること」だったからだ。
僕はずっと「テクノロジーは冷たくて嫌だな。いつか暖かみのあるものに変えたい!」と思ってきた。なぜなら、テクノロジーを使えば使うほど世の中は複雑になるし、それを使いこなすことにばかり労力が取られて、本当に便利で豊かになっているかどうかすら怪しいからだ。僕はそういう状態って<人の心に冷たい>と思う。だからテクノロジーをどう<人の心に暖かい>ものにするかを考えてきた。それはつまり単に技術的に凄いことを目指すのではなく、人を幸せにするテクノロジー活用を見つけたいという自分自身の大きな目標でもあった。そしてTwitterには、ようやくその夢が実現しそうだという予感があった。両手で掴める幸せが、リアリティーが、初めてテクノロジーから生まれたのかもしれないのだ。
こういうと意外に聞こえるかも知れないけど、僕はソフト開発という仕事をしておきながら、実はデジタル的なことがそれほど好きではない。演劇や映画のほうが 好きなアナログ人間だ。デジタルやテクノロジーは人の心から遠すぎる。なぜなら演劇や映画、あるいは絵画でも音楽でも何でも良いのだけど、そういうものは 何かを表現し、人と世の中を何らかの形で幸せにするために存在している。だとすればデジタルやテクノロジーも、ただのビジネスやお金儲けのためのツールで はなく、そういうことのために進化しても良いのにといつも思ってきた。これだけ全世界に普及しているパソコンやネットが人の気持ちと繋がらず、暖かみが感 じられないことに、本当にがっかりしていたし、いつか「人の幸せにするテクノロジーとモノづくり」を見つけたいと強く思っていた。
だからTwitterをはじめとする各種ソーシャルサービスには、興奮した。感動した。これだ!と思った。この仕事を始めて以来十数年、ついに自分のライフワークの「答えのカケラ」を掴んだ気がした。・・・
それは例えれば、小さな小さな希望のカケラだった。
これが答えであるかどうかすら分からない。何で出来ているかすら分からない。特別輝いているわけでもなく、価値があるかも分からない。このカケラは石?それとも木?人工物?
それすら分からないぐらいに正体は曖昧だ。でもそれは僕が今までテクノロジーの仕事をしてきた中で手にとった現象のどれとも違う輝きを持っていた。でもこれは希望の原石のようなものだという確信がある。僕はこれがなんであるのか、とても知りたくなった。
僕は自分の手のひらの上にそのカケラを載せてみた。少し暖かみがある感じがする。そしてこのカケラが面白いのは、バリバリのテクノロジーで出来上がっているにも関わらず、その触った感覚はとてもアナログな感じだった。触っていて、なんだか気持ちよかった。
これが何なのか、僕は真剣に考えた。「ん? ここには何かあるぞ」って。
そのカケラは小さかったけど、しっかりとした確信できる重さを持っていた。
そして考えていくにつれて、「これこそが僕のライフワークに向けた突破口になってくれるのかも知れない」と強く思うようになった。「いつも寄り添っている感じ」とでも言うような、暖かい感覚がそこにあった。・・・
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