YOYOGi DAiSY: Emergy-C (1 of 3)

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Emergy-C   地球に優しい(?)ウェブ・デザイン。

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黒いグーグル?

ちょっと前のハナシですが、'黒いグーグル' ってハナシを聞いたことがありますか?
はじまりは今年の1月、自称 'グリーン・コンピューティングの伝道者' ことマーク・オントクシュ氏のブログLinkIconでした。

要点としては、「ウェブ・デザインに使う色によって消費電力を抑えられる」ということ。

An all white web page uses about 74 watts to display, while an all black page uses only 59 watts.
I thought I would do a little math and see what could be saved by moving a high volume site to the black format.

 真っ白いウェブ・ページを表示するのに 74 ワット必要なのに対して、
 真っ黒いウェブ・ページを表示するのには 59 ワットしか必要じゃない。
 そこで、人気のあるサイトを黒いフォーマットにすることでどのくらいの節約ができるのか、調べてみることにした。

Take at look at Google, who gets about 200 million queries a day.
Let's assume each query is displayed for about 10 seconds;
that means Google is running for about 550,000 hours every day on some desktop.
Assuming that users run Google in full screen mode,
the shift to a black background [on a CRT monitor! mjo] will save a total of 15 (74-59) watts.
That turns into a global savings of 8.3 Megawatt-hours per day, or about 3000 Megawatt-hours a year.
Now take into account that about 25 percent of the monitors in the world are CRTs,
and at 10 cents a kilowatt-hour, that's $75,000,
a goodly amount of energy and dollars for changing a few color codes.

 毎日 2 億クエリを処理しているグーグルを見てみることにしよう。
 1 クエリが 10 秒だとすると、グーグルは毎日 550000 時間分、どこかのデスクトップで表示されていることになる。
 それがフル・スクリーンで表示されているとすると、
 背景色を黒にすることで 15 ワット(74 ー 59 = 15)節約できることになる(CRT モニターでの場合)。
 世界規模で見れば毎時 8.3 メガ・ワット、または年間 3000 メガ・ワット節約できることになる。
 世界の 25% のモニターが CRT で、1 キロ・ワットが 10 セントだと考えると、US$75000 になる。
 いくつかのカラー・コードをちょっと変えるだけで、これだけのエネルギーと金が節約できるのだ。

ー マーク・オントクシュ氏のブログLinkIconより

で、この呼びかけに賛同したウェブ制作者が、BlackleLinkIconDarkoogleLinkIconBlack Web SearchLinkIcon など、
黒い背景のグーグルのカスタム・サイトをつくったというハナシです。

実際には、上記の通り液晶の場合はほとんど違いがないらしく正直なところ、身の回りにほとんど CRT モニターがなくなってきているんで、
いまひとつ実感は持ちにくいんだけど(グーグルも公式見解として、液晶の普及を理由にそれほどの効果は得られない、としている)、
こういうことを考えちゃうこと自体は嫌いじゃないです。

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