僕、平野が開発中の新作ソフト「LiVE」について書いたこのコラムの前編は読んでいただけましたか?
伝えること=プレゼンテーションという話と、実は今必要なのは書籍型ウェブサイトよりも、プレゼン型ウェブサイトである、という僕の提案について予想以上の反響がありました。ありがとうございます!で、今週はその反響を受けて、『なぜ、プレゼン型サイトが必要なのか?』という話をしたいと思います。
LiVEで作れるようになる「プレゼン型サイト」は、「書籍型サイト」と比べアニメーションや音楽などを駆使できて、サイトの読み手をその世界観にグっと惹き込むことができます。ではそういう強みをどこに活かすのかというと、普通は企業ブランディングとか何かの企業プロモーションに使うんですが、僕は個人的には「じぶんプロジェクト」のために使うと良いんじゃないかな?と思ってます。
・・・ん?じぶんプロジェクト?聞き慣れない言葉です。ちゃんと説明しましょう。
これからは、仕事と個人の境目がなくなっていく時代になると思います。
働くように学ぶ、学ぶように働く、遊ぶように働く、などなど。これは僕の「ソーシャルメディアの夜明け」という本で紹介した考え方ですが、このような<仕事と個人の中間のようなミッション>が多いほうが、人生は楽しく、豊かになると僕は信じています。
だって、ただこなすだけの仕事ばかりの毎日は大変だし不毛ですよね。あるいは逆に仕事をしていない人でも、何か自分自身の本気の取り組みをつくって、その目標に向かって進んでいく毎日なら、きっと今よりも楽しい日々になるはずです。つまり乱暴に言えば、自分自身が成長できる仕事なり、遊びなりを多く持っている毎日のほうが楽しいと思う訳です。
そして、そういうそれぞれのミッションを<プロジェクト>と捉えて、楽しく取り組む人たちが増える世の中になる、と僕は予想します。
これからの時代は、ある程度自分で時間の使い方や、社会との関わり方が決められる。
大切な人生の大半の時間を(がんばれば)自分で設計できる。それが、<じぶんプロジェクト>の本質です。
それって、ちょっと怖くもあるけど、それ以上にかなり面白そうだと思いませんか?
そんな<じぶんプロジェクト>は、多くの人に伝えてこそ意味があります。
予算がなくとも、ウェブデザインの知識がなくとも、あなたの手でウェブ・プレゼンテーションサイトを納得のいくまで作ってみる。
そして、公開して伝えてみる。自分の想いで始めたプロジェクトだからこそ、まるで、あなたの口や身振り手振りでプレゼンテーションするように、ウェブサイトで表現できたら、きっと見るにとっても魅力的な内容に映るはずです。
それに今はソーシャルメディアが発展してるので、誰もがブログやツイッター、フェイスブックなどで日々発信することはもはや当たり前のことになりました。だからこそ、その「先」を見たくなる。表現したくなる。「もっと自分らしいデザインで......」「もっと内容が視覚的に伝わる構成で......」。自分の活動を自分らしく表現して、共感してくれる人を増やしたい。
事業やプロジェクトの活動内容、イベントの模様をもっと臨場感あふれるように伝えて、多くの人に共感してほしい。
そこに必要なのは、まさにプレゼンテーション感覚です。
あなたの想い、アイディアをビジュアルや形にしてつなぎ合わせることで、ウェブとして表現する。
それが「LiVE」が考えるウェブ・プレゼンテーションです。 |